アクセル

バックで滑ってきて半回転して、内足を踏み込んで、外足を振り上げてテイクオフ。
フロントで踏み切るので他のジャンプに比べ半回転余計に回らなきゃいけない。
なんで一番難易度が高いというか点数が半回転分高い。
ダブルだと3.5点、トリプルだと7.5点となっている。
ザヤックルールにより、跳べるジャンプの種類が少ない人は、ダブルアクセルを多用しますね。
トリプルトウループと0.5点しか違わないので・・・
女子だと浅田真央中野友加里、男子だと織田信成高橋大輔が得意ですね。

トウループ

フロントで滑ってきて、外足で半回転してから内足にチェンジフット、
外足インエッジでループを描いた後、トウをついてジャンプ。
正確に言うとループトウかな・・・
フロントで滑ってきて、内足で半回転してそのまま外足を振り回しトウをついてジャンプする
クラシカルなタイプもありますが個人的にはスタンダードなタイプの方が好きですね。
基本的に一番跳びやすいジャンプなのでこれが苦手っていう人は、聞いたことがないですね。
クワトラプルを跳ぶ人も結構いますしね。

サルコウ

フロントで滑ってきて、半回転して外足のインエッジと内足の遠心力を利用してテイクオフ。
サルコウは個人的に一番好きなジャップです。
ジャンプする瞬間に内足のエッジが外に向くタイプと下に向くタイプがありますが、
足が内股になってエッジが外に向く方が正統派で美しいと思う。
内足のエッジが下に向くタイプは、トウループと同じ様に外足のインエッジでループを描くので
トウループとの見極めが難しいですね。最後にトウをつくか、つかないかの違い。
浅田真央は、なぜか苦手のようでプログラムに入れてきません。
一方、安藤美姫は一番得意なジャンプで非常に綺麗に跳びますね。
なんせクワトラプルも跳べるくらいですから。
ここ数年は競技会で成功してないけど、今季は世界選手権で成功させて欲しいですね。

ループ

バックで滑ってきて足をクロスさせ内足のアウトエッジで弧を描きながらテイクオフ。
エッジ系の中で唯一踏み切らない方の足の反動を利用しないジャンプですね。
エッジングだけで跳ぶので非常にスマートで綺麗に見えます。
特に真央ちゃんのループは切れ味抜群で見ていて気持ちがいい。
(でも今季はちょっぴり切れ味が落ちたような・・・)
結構、得手不得手がはっきりしているジャンプで男子だと織田信成は得意だけど、
高橋大輔は苦手としてますね。(最近は無難に跳んでますけど)
女子だと浅田真央安藤美姫は得意としているけど、
村主章枝中野友加里は苦手なのかプログラムに入れてきませんね。
得意な人は、コンビの二個目にトリプルで入れられるのでプログラムの幅広がり点数も稼げます。

フリップ

フロントで滑ってきて、半回転して外足のエッジがインになった瞬間に内足のトウをついてジャンプ。
通常、ルッツに比べトウをつく位置が回転方向寄りになっている。
フリップは、高橋大輔浅田真央が得意ですね。(逆に安藤美姫は苦手にしてますね。荒川静香も)
高橋大輔のフリップは現役選手の中で一番だと思う、トリプルフリップなんて余裕があり完璧ですね。
クワトラプルもいけるんじゃないかと期待させるくらい。実際クワトラプルを練習しているみたいだけど
真央ちゃんは、フリップ+ループ、フリップ+トウループと、
三回転の連続ジャップは二つともフリップを組み入れてるくらいですからね。

ルッツ

バックで滑ってきて、トウをついてジャンプ。
ルッツって一見、非常にシンプルで簡単そうなんだけど、実は難易度が高い。
それはジャンプの中で唯一、回転方向とは逆のエッジで踏み切るのでごまかしがきかないからです。
トリプルならきっちり三回転しなきゃいけない。
ほかのジャンプはテイクオフするまでに少し(1/8〜1/4くらい)回ってる。
浅田真央は苦手としてますが、安藤美姫は得意で質の高いルッツを跳びますね。
ミキティの場合、トリプルルッツを普通に跳べば平均1.5くらいは加点される。
これはトリプルアクセルに匹敵しますね。
そういえば、男子は女子に比べトウつく前に足をあまり上げませんね。

フルッツ

今、気になっているのは、真央ちゃんのフルッツです。(フルッツ:ルッツもどきのフリップジャンプ)
踏み切る直前、アウトからインにエッジが切り替わった瞬間にトウをついてジャンプ。
浅田真央の場合、アプローチがフロントか、バックの違いだけで、フリップとルッツは
ほとんど同じに見えますね。
今シーズン前半はそのエッジを気にしてか、ジャンプのリズムを崩してミスを重ねていたんですが、
最近は減点されてもルッツと認定されるので、割り切って跳んでいるいる感じですね。
まあ、その他の要素が非常に高いレベルなので、ここで1点減点されてもあまり影響ないといえば、
ないけど、真の女王になるためには直して欲しいと思う。