世界フィギュア(男子)
浅田真央より優勝確実と思われた高橋大輔がまさかのミス2つで4位に沈んでしまいましたね。
転倒した2つのジャンプがいずれも基礎点10以上のコンビネーションだったことが災いしたというか
めぐり合わせが悪かったですね。四大陸の完璧な演技の反動が出たんですかね・・・
しかも、魔のザヤックルールにハマって最後のルッツも無効になり(これがなければ3位だった)、
パーソナルベストから36点以上も低くなってしまいました(>_<)
五輪で金メダルを獲得するため試練と考え、来季以降さらに演技に磨きをかけて欲しいですね。
しかし、ジェフリー・バトルが、ショート、フリーとも完璧な演技で優勝とは、予想外でしたね。
一流選手ではあるけれど、欧米の典型的な好青年という以外、これといった特徴がない彼が
ブライアン・ジュベール、ステファン・ランビエール、ジョニー・ウィアー、高橋大輔などの
強豪を抑えて優勝するとは思いませんでした。
事実、ブライアン・ジュベールは、フリー153点の演技で優勝を確信していたような感じでしたからね。
世界フィギュア(女子)②
中野友加里も8点差だったのでダウングレードとなったアクセルとフリップをきっちり跳んでいれば
大逆転のチャンスありました。
でも中野友加里が最高の演技をしても、転倒した浅田真央と同じくらいの点数しかいかないって、
これは大きなポテンシャルの差ですよね。
中野友加里の場合、巻き足の影響か、きれいにジャンプを跳んでもGOE加点が少ないし、
トリプル・トリプルのコンビネーションがなく、トリプルループも跳べないし、
基礎点の少ないトリプルサルコウを2回入れてるので、これ以上点数を稼ぐのは難しい。
トリプルアクセルを2回入れるとか、2A+3Tあたりのコンビネーションを入れてこないと、
世界大会でメダルを獲得するのは厳しいですね。
現時点では、浅田真央に対抗できるのは、安藤美姫、キム・ヨナ、カロリーナ・コストナーの3人ですね。
あとに続くのは、長洲未来、キャロライン・ジャン、アシュリー・ワグナーなどのUSジュニア勢か。
そういえば、アシュリー・ワグナーのスピンは軸がしかっりしていて非常に綺麗ですね。
今回はジャンプが不調で残念な結果でしたが、将来楽しみです。
あと安藤美姫には、来季テーピングしないで済むようオフにきっちり怪我を治して欲しいですね。
世界フィギュア(女子)①
ついに浅田真央が優勝しましたね。
冒頭のトリプルアクセルで見事にスライディングしてしまいましたが、非常に珍しいシーンですね。
ブレードを寝かせすぎてエッジが掛からず転倒、ステップシーケンスではたまにありますが、
ジャンプでは見たことないコケ方です。氷がやわらか過ぎたのでしょうかね。
しかし、その後はよく立て直し各要素を無難にまとめ、なんとか金メダルを獲得することができました。
キム・ヨナやカロリーナ・コストナーもいくつか細かいミスを犯し点数が伸びていなかったこともあり、
残りの要素をミスなく演技すれば、勝負になるという思いがあったのでしょうが、
強い精神力の賜物です。
それでも動揺してたのか、スパイラルは珍しくふらついて余裕がなく、レベル1になってました。
それにしてもきわどい勝負でした、3位までの点差が1.33、小さなミス1つの差ですからね。
最後は精神力、忍耐力の勝負でしたね。
世界ジュニア
世界ジュニアは、レイチェル・フラットとキャロライン・ジャンが良かったですね。
特にキャロライン・ジャンは全米選手権の時に比べリラックスした演技で素晴らしかった。
実際、プログラムコンポーネンツは一番高得点だった。
一方、全米選手権の覇者、長洲未来は、動きが硬く今ひとつのり切れない演技になってましたね。
来季はシニアで頑張ってくれると期待しています。
しかし、上位3人はルッツが軒並みロングエッジでしたね・・・
回転不足(ダウングレード)
プロトコルで「<」がつく回転不足の定義ですが、自分なりに
回転不足が1/4以下であればセーフ、1/4以上〜1/2以下であればダウングレード、
1/2以上であればそもそも1つ下の回転数と判定されると理解してます。